平成23年岩壺神社秋祭り芝町屋台巡行記
今年の秋祭りの準備や屋台巡行の準備はすっかりと整い10月15日宵宮の日を迎えました。昨日は雨で今日の予報も雨だったが曇り空で降らなければいいのですが。
7時をまわると人が集まって来ます。舁く人の接待をする世話係りの人と打ち合わせをした後屋台の前で出立ち式の準備をします。
8時になると大勢の人が集まり出立ち式を行います。金光教三木教会の片島様の屋台運行安全の神事の後、
各役員の挨拶の後鏡割りをしてその後乾杯で出立ち式は終わりました。式の後恒例の太鼓蔵の前で全員の記念写真を撮りました。
出立ち式での私の挨拶 私の家の前の芝町屋台
その後町内巡行します、まず舁いて湯の山街道を東へ進み大塚町との境の不断坂の途中まで行き、そこから引き返して屋台蔵まで戻ります。そこから屋台を台車に載せて町内を廻り、
グループホームあけぼのさんの前では入居者と屋台の記念写真を撮りました。ここの所長さんに祭りの予定表を渡すの忘れていました。町内を廻った後屋台蔵の前に帰り休憩です、
ここで昼食のおにぎりを出しますが、これは町内の老人会・婦人部・役員さんの女性達が握ったものです。
グループホームあけぼの入居者と芝町屋台 旧北井酒造本宅前かtら舁き始める芝町屋台
12時前になると東から大塚町の屋台が下りて来て一緒に合同屋台運行の出立ち式に向かいます。県道を渡り平山町に入って旧北井酒造本宅前から芝町屋台は舁き始め
平山町内の湯の山街道を進みます。東条道との交差点で止まり他町の屋台をまっていると、芝町屋台の話を聞きたいとケーブルテレビの取材が来ました。
屋台の事は保存会会長だと探すと岩壺神社へ行っているそうです。私が取材を受けました屋台の特徴を聞かれ「屋台が大きくて飾り物が豪華な造りで、
提燈が青龍・白虎・朱雀・玄武の四神の刺繍がどこにもありません」と答えました。
山理前交差点で差したをする芝町屋台 六屋台出立ち式での宮年番滑原町横山区長
他町の屋台が集まって来ます、松谷君と出会いました。毎年夏には山へ行っていたのだがこの二年私が区長のため行けませんでした。大塚町屋台が来ました。水引きの前後に
「和衷共同」「地平天成」の紙があります。被災地での「みんなで助け合ってゆこう」「もう天災が起こらない様に」と祈る意味だろう。12時20分頃から交差点の真ん中で
出立ち式が始まりました。屋台年番滑原町横山区長・宮年番平山町北山宮総代の挨拶の後鏡割りをしそして乾杯で式は終わりました。その後滑原町青年による
「タケニナーアアア、スウズメーエハ、アーヨイヨイ」と祇園囃しで盛り上がります。その後岩宮町屋台を先頭に台車で湯の山街道を上がります。
和衷協同の文字を掲げた大塚町屋台 湯の山街道不断坂を上がる芝町屋台
芝町屋台は県道を渡り屋台蔵前から舁きはじめ芝町町内を行きます。私の家の前の不断坂を上がります、上から見るとまだ舁き手が少ない様だ。坂を上がると大塚町に入り
少し進んだ所で台車に載せました。前を行く大塚町屋台は自分の町に入ると舁き始めヨイヤサー・ヨイヤサーと元気に行きます。大塚町屋台は戎神社前で差した・差したと屋台を
差し上げた後台車に載せて行く。県道を渡り神電恵比須駅へ個々で一時休憩し、そして宿原屋台と合流します。
恵比須駅前で休憩 県道を舁く
30分ほど休んだ後七台の屋台は台車に乗り連なり県道を西へ進みます。大手町の信号から各屋台は舁いて行きますが、県道の対向車線は車が通っているので注意が必要です。
県道を舁くのは警察の規制が厳しい。芝町屋台も舁いて行き上の丸駅前を過ぎ滑原商店街入り口で屋台を下ろし台車に載せます。後は太鼓の音を聞きながら歩いて行き中央公民館駐車場へ
入り所定の場所に待機します。屋台年番滑原町の役員の合図で七台の屋台がその場で舁き始め差した差したと練り始めます。七台練りです、しばらく練った後屋台を下ろし休憩します。
ここで芝町は大人にはパンとお酒・子供にはパンとジュ-スを配ります。去年はここに来るのが遅くなり、休む時間がなくなり旧駅することが出来ませんでしたが
今年は30分ほど休めました。休憩が終わると世話係りの人達は後片付けと掃除です。私も手伝いましたが屋台の運行にはいろんな役目の人達の協力が必要です。
四時前から宿原屋台を先頭に来た道を戻り岩壺神社へ向かいます。上の丸駅前から左へ東条町の入り口で宿原屋台と別れました。
東条町の狭い一方通行の道路を行った後道路を渡り岩宮町へ入り岩宮町公民館前で休みます。
宮入り式 芝町屋台の指した差した
ここで芝町屋台は発電機と投光器を取り付け宮入りの準備です、私は各町の役員さんで行う宮入り式のため鳥居前へ行きした。5時40分頃から屋台年番滑原町の司会で式が始まり、
宮司さんのお払いの後杉田責任役員さんの塩まきで式は終わりました。最初の宮入りは岩宮町屋台です、次に大塚町屋台が入りしばらくすると
鳥居まで芝町屋台を迎えに来ると芝町屋台が宮入りをします。
宮祭の神事 浦安の舞い
ソリに載せた屋台を一気に押して鳥居を潜り参道へ、すぐに屋台を舁き上げ進みます。拝殿前へ行った後大手町屋台を迎えに鳥居前へ行きます。この頃になると屋台の後ろ側が
落ちそうになり私も舁きに入りました。舁く人が少ないのか重たいのかずんずん舁棒が下がる、よいしょ・よいしょと力を合わせて肩に上げてもまた下がってくる。しばらくの間舁いていた後
屋台を離れましたが汗びっしょりになってしまった。芝町屋台はなんとか落とさずに宮入りを終えました。舁き手はおにぎりとお酒の接待がありますが、
私は宵宮祭の神事があるので社務所へ行きます。大手町・東条町・滑原町と次々に宮入りしてきます、最後の滑原町の宮入りが終わり屋台が止まっても、青年たちは祇園囃しで盛り上がっています。
宵宮祭が社務所で始まりましたが外がうるさくて司会の声が聞こえません。滑原町区長が注意しに行って静かになりました。宮司さんの挨拶の後拝殿へ移動し胡床{にしょう}に腰掛けます。
原町屋台から宮出が始まりました 芝町屋台も宮を出ました
神事の後浦安の舞が始まります、反対側の能舞台で行われる舞を見るため反対向きに座り舞を見物します。この様な事は去年から始まったのですが宵宮の浦安の舞を
見物人に見てもらうのはいい事だと思います。その後社務所に戻り宮司さんの挨拶などで宵宮祭は終わりましたが、その頃から宮出が始まります。
しかしその頃になると雨が降って来ました。雨の中の宮出になりその後芝町までずぶ練れで帰って来て、屋台を蔵に入れて宵宮は終わりました。
16日の本宮の日は晴れ渡り祭り日和です。7時40分頃に本宮の出立ち式をした後、大塚町の屋台が下りて来ると昨日と同じ山理前交差点へ行きます。
交差点手前で待っているとケーブルテレビの取材ですと言ってくる。突然の話で芝町屋台の特徴はと聞かれ「大きくて豪華なのは当然ですが、
提燈が青龍・白虎・朱雀・玄武の四神が錦糸で刺繍されています。これは他にはありません」と答えました。
本宮
出立ち式での滑原町青年の祇園囃子 今年は滑原町の天狗です
8時20分から六ケ町の屋台の出立ち式の後、昨日と同じ様に湯の山街道を上がります。芝町から大塚町を通り服部病院まえ交差点から県道を下ります。県道を並んでゆく屋台の
写真は逆光でうまく撮れません。屋台の列は上の丸駅前から右へ東条町へ入って行き、狭い道路を行くと東条町を通り県道を渡ると岩宮町へ入る。のんびりと歩いていると大手町・東条町の
区長さんがもうすぐ宮入式が始まるぞと急かしに来る。岩壺神社鳥居前へ行くと各町の役員さんが次々と集まって来てその後宮入式が始まりました。
本宮の宮入り式 芝町屋台が参道へ入りました
宮司さんの御祓い、責任役員の清めの塩撒きの後滑原町区長・平山町宮総代さんの挨拶のあと乾杯で宮入式は終わりました。宮入の最初は岩宮町屋台です、
その後大塚町屋台が続き大塚町屋台が鳥居まで迎えに来れば芝町屋台の宮入です。今日は舁き手が多く芝町屋台の動きは生き生きとしています。拝殿前で岩宮・大塚・芝町3台の屋台が
差した・差したと屋台練りを行う、それを場所を変えて3回練った後芝町屋台は大手町屋台を鳥居へ迎えに行きます。
宮入下芝町屋台の指した・差した
大手町役員さんに迎えの挨拶をすると大手町屋台は宮入をし、芝町屋台と一緒に拝殿前へ行き3台で練ります。これが次々と続き最後の滑原町屋台が宮入をすると芝町屋台は
下ろして休みます。今日は昨日の雨で境内が湿っていて埃がたたず、雨もいい事があります。これから舁き手の接待ですが私は本宮祭出席のため社務所へ行きます。滑原町屋台の宮入が
終わる頃になると本宮際出席者が社務所に集まって来ます。御田祭りをする頭人さんも責任役員さんの前の上座に座ります。
市長・国会議員・県会議員さんら来賓の方々も集まった後拝殿へ行きます。
拝殿での神事の後浦安の舞が始まります、今年宮年番の平山町に5・6年生の女の子がいなくて岩宮町の女の子達が舞っています。拝殿から見ていると浦安の舞を踊っている能舞台は、
大勢の人が取り囲みここからはあまり見えません。浦安の舞が終わる頃子供相撲が始まり本宮祭出席者は社務所へ戻ります。社務所では来賓の挨拶の後お弁当を頂きました。
子供相撲は見る事は出来ませんでしたが、個人戦で芝町では3年生の堂田君が優勝したそうです。芝町は少子化で1年生から6年生の団体戦に出るのが難しくなってきている。
宮での練りで芝町屋台と大塚町屋台の棒合わせ 三台練り
3時頃から屋台が動き出します、6台の屋台が拝殿前で一斉に練る6台練りを始めた。この写真を撮る所がありません。6台練りの後滑原町屋台から宮出が始まり、しばらくしてから
芝町屋台も動き出しました。境内を練った後恒例の大塚町屋台と棒合わせを始めます、両屋台の外側の舁き棒を合わせてその場で舁きます。それを繰り返し境内を練った後鳥居を出ました。
そして全ての屋台が宮出をした後鳥居の所で宮出式が始まります。今年の屋台年番と宮年番の挨拶の後来年の屋台年番と宮年番が意気込みを語り宮出式は終わりました。
各屋台はそれぞれの町へ帰ります、芝町屋台は芝町へ帰ると屋台の葉色道路は入って行き祭りの終わりを告げます。それが終わるとしばらく休憩します。
東条町屋台とお別れ式 大塚町屋台とお別れ式
もう暗くなった5時半頃グループホームあけぼの横の三叉路で東条町屋台とお別れ式をします。二台の屋台が差した差したそしてヨイヤサーと練りあっています。練りあった後
東条町屋台は帰り芝町屋台も公民館前へ帰ります。しばらく休んでいると軽トラの投光器を連れた大塚町屋台が東から下りて来て、公民館前で最後のお別れ式です。
芝町屋台と大塚町屋台が舁いて練り合い祭りを楽しみます。しばらく舁いた後大塚町屋台は帰って行き交流会は終わりました。
芝町青年の最後の祇園囃子 保存会会長の胴上げ
おにぎりでエネルギーを補給した後、町内の湯の山街道巡行に出かけました。屋台を少し舁いては落とし湯の山街道を上がります、途中で接待を受けながら時間をかけて往復した後
芝町屋台は屋台蔵におさまります。その後青年による青年団長の胴上げ、その後保存会会長そして区長の私も胴上げをしてもらいました。これで平成23年岩壺神社秋祭りは終わりました。
事故無く怪我無く祭りが終わりやれやれと思いました、そしてこれで区長としての大きな仕事は済みました。